「いや、それ最初に言ってよ…」
「なんで今さら出てくるん…」
ミスを隠す
小手先で逃げる
聞かれたら話を盛る
──どこの職場にも一人はいますよね。
でもこれ、本人が“悪人”だからではありません。
多くの場合、組織の設計ミスです。
特に、
✔ 安全
✔ 法令遵守
✔ ミス=事故・行政リスク
が直結する産廃処理業では、
「隠されたミス」が一番怖い。
🔷 結論:指導で大事なのは“叱り方”じゃない
効果があったのは、次の5ステップでした。
①事実を淡々と整理
②隠した理由を掘る
③責任追及より再発防止
④正直者が得をする空気づくり
⑤ルールと評価の一貫性
怒鳴りません。
詰めません。
でも、甘くもしません。
① 感情を捨てて、まず「事実」だけ見る
ミス隠しタイプは、
👉 怒られる
👉 評価が下がる
👉 居場所がなくなる
この3点セットを恐れています。
なので最初に言うべきはこれ。
「今日は怒る時間じゃない。事実を整理して、次に同じことを起こさないための話をしたい」
この一言で、防御力が一気に下がります。
② ミスより大事なのは「なぜ隠したか」
正直、ミスの内容より隠した理由の方が100倍重要です。
よくあるのはこの4つ。
- 怒られるのが怖かった
- どう報告すればいいか分からなかった
- 忙しくて後回しにした
- 報告すると評価が下がる気がした
ここで詰めると逆効果。
「隠そうと思った理由、正直に教えてほしい」
「会社側に改善点があるなら知りたい」
と言える上司は、部下から“敵”扱いされなくなります。
③ 「誰の責任?」より「次どうする?」
隠蔽グセのある人は、「怒られないための最短ルート」しか見ていません。
なので伝えるのはこの一点。
「ミスそのものより、隠した時点で“会社として守れなくなる”のが一番怖い」
その上で、こう続けます。
「次からどうすれば、早く・楽に・怒られずに報告できる?」
改善案を本人に出させると、そのルール、意外と守ります。
④ 正直に言ったら、必ず“得”をさせる
これ、めちゃくちゃ大事です。
隠す人は、「正直に言って良かった経験」がほぼありません。
だから、
「早く言ってくれたのは助かった」
「正直に出したのは評価してる」
を、本気で・何度も伝えます。
すると脳内でこう変換されます。
👉 隠す=損
👉 出す=得
この学習が入ると、隠蔽は激減します。
⑤ 実は一番効くのは「評価の一貫性」
部下は意外と冷静に見ています。
- 正直に言った人が損してないか
- 隠した人が見逃されてないか
ここがブレると、どんな指導も一瞬で無効化されます。
必須ルールは2つだけ。
- ミスを出した → 改善評価
- 隠した → 軽微でも評価ダウン
「正直者がバカを見ない会社」これができると、空気が変わります。
🔷 面談でそのまま使える“実戦テンプレ”
「今日は責める話じゃない。再発防止のために話したい」
「まず、何が起きたか事実だけ整理しよう」
「正直に聞きたい。なぜ報告しづらかった?」
「ミスは誰でもある。でも隠すと会社が守れなくなる」
「次から楽に報告できる仕組み、一緒に決めよう」
「報告してくれたら必ず守るし、評価もする」
「今回は正直に話したことを評価する」
🔷 産廃処理業だからこそ、最後にこれだけ
この業界は、
に直結します。
だから価値観はシンプルでいい。
✔ ミス報告=会社を守る行動
✔ 隠蔽=会社を危険に晒す行動
この線引きを、感情ではなく仕組みと評価で示す。
それが、現場も会社も強くします。
