委託先の産廃処理業者の許可が取り消されたら?
排出事業者が慌てないために確認しておきたいこと
長年付き合っている産業廃棄物処理業者でも、許可の状況が将来ずっと変わらないとは限りません。もし委託先の許可取消を知ったとき、排出事業者は何を確認し、どう動けばよいのでしょうか。
まず、新たな委託をそのまま続けない
「前からお願いしている会社だから」と、そのまま廃棄物を搬出するのではなく、まず現在の許可状況を確認します。
対象となった許可の種類、取消日、自社が委託している廃棄物の種類、収集運搬なのか処分なのか、すでに処理途中の廃棄物があるのかなどを整理しましょう。状況によっては、管轄行政へ確認することも必要です。
許可証は「ある・ない」だけでは足りない
新しい処理会社を探す場合も、「産廃の許可を持っています」という説明だけでは確認不足です。自社が排出する産業廃棄物の品目が許可に含まれているかを確認しましょう。
処分を委託する場合には、どの施設で、どの処理方法により、どの品目を処理できるのかまで確認することが大切です。
委託先確認を「契約時だけ」にしない
産業廃棄物処理業の許可には有効期間があり、継続して事業を行うには更新が必要です。契約時に一度確認して終わりではなく、許可期限や許可内容を定期的に確認できる仕組みを社内に持っておくと安心です。
また、許可証だけでなく、委託契約書、マニフェスト、処理施設や処理方法などを一体として確認しておくことが、適正処理の管理につながります。
排出事業者にとっても「委託先管理」は大切な仕事
産業廃棄物の適正処理は、処理会社だけの問題ではありません。排出事業者にとっても、委託先を適切に選び、継続的に確認することは重要な管理業務です。委託先を見直す際や、許可内容の確認で迷った際はご相談ください。
ご相談について
廃棄物の性状や発生工程、量、荷姿などによって確認事項は異なります。処理可否や持込方法で迷う場合は、写真や分析資料など分かる範囲の情報を添えてご相談ください。
参考資料
- 大阪府「産業廃棄物処理業取消等処分情報」
- 大阪府「産業廃棄物処理業者名簿」
※法令・行政運用は変更される場合があります。実際の委託・処理にあたっては、最新の法令、許可内容、管轄行政の取扱い等をご確認ください。
