「構内だからこそ、10km/h以下。」その速度に込められた理由
工場や物流センター、産業廃棄物処理施設では、「構内だから気楽に運転しても大丈夫」と思われがちです。
しかし実際は、その逆。
構内は、公道以上に事故リスクが高く、一瞬の油断が重大災害につながる場所です。工場や倉庫などの構内では、大型車両やフォークリフト、歩行者が同じ空間で作業するため、施設ごとに厳しい通行ルールが設けられています。
当社では、工場敷地内の制限速度を「10km/h以下」と定めています。
「遅すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、その10km/hには明確な理由があります。
- フォークリフトが突然バックしてくるかもしれない。
- 大型車の陰から作業員が現れるかもしれない。
- 重機が旋回するかもしれない。
こうした”かもしれない”を前提に行動することが、安全な現場づくりには欠かせません。
構内は道路交通法の適用外となる場合もありますが、その分、施設独自の安全ルールが重要になります。速度制限や一時停止、優先ルールは、これまでの事故やヒヤリ・ハットの経験から生まれた「命を守るためのルール」です。
事故の多くは、「慣れた場所」で起こります。
- 毎日通る道だから。
- いつもの作業だから。
- 相手が避けてくれるだろう。
そんな思い込みが、事故の引き金になります。
だからこそ、私たちは構内でも急ぎません。
10km/h以下で走ることは、時間を失うことではありません。
それは、自分自身はもちろん、一緒に働く仲間や、お客様、協力会社の皆さまの命を守るための速度です。
「急がないことが、一番早く帰れる。」
今日も、安全運転で事故ゼロを積み重ねていきましょう。